なかなか普段見ることのない昔の10,000円札が家にあれば価値があるのかな?と思うものです。
結論からいうと、基本的に10,000円札の買取価格が額面(10,000円)を超えることはありません。これは、発行数が多く、希少性が低いことが挙げられます。
ですが、一万円札のなかには非常に高く売れるものもあります。
それは、珍しい番号や印刷のミスのある紙幣です。額面の何倍もの価格で売れます。それを聞いて自分の持っている10,000円札が当てはまるのか気になりませんか?
本記事では、こういった歴代の10,000円札の買取相場や高く売れる特徴に加え、実際に売るとなった際におすすめの買取業者についても詳しく書いています。ぜひご覧ください
この記事は以下のような人におすすめ!
・今でも使える?
・どうやって保管する?
・どんな10,000円札が高く売れる?
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【種類別】旧一万円札の買取相場
10,000円札は、2024年に新たに発行される新紙幣も含めると4種類あります。
それでは、詳しく説明していきます。
※C号券、D号券と呼び名がありますが、これは分類のために発行時期によって変わっています。
銀行券(お札)には明治以降、発行された銀行券を分類するために記号が付されており、改刷の都度変更されています。
日本銀行
聖徳太子の10,000円札(C号券)
発行年数 | 1958年(昭和33年) |
相場価格 | 額面~12,000円 |
プレミア期待度 | 低い |
この10,000円札は、日本銀行券C号券シリーズの一部として発行されました。聖徳太子の肖像が描かれたこの紙幣は、1958年(昭和33年)から1984年(昭和59年)まで流通していました。聖徳太子は、飛鳥時代の政治家であり、日本の仏教普及に大きな役割を果たしたことで知られています。
この紙幣の表面には聖徳太子の肖像画が描かれており、背景には飛鳥時代の建築物と思われるデザインがあります。裏面には日本の古代文化を象徴するものとして、法隆寺の五重塔と鳳凰が描かれています。また、この紙幣には水平・垂直の線が組み合わさった特有の模様があり、これは偽造防止のために導入されたものです。
買取価格は、基本的に額面通りですが、美品なものは12,000円ほどで売れる可能性があります。
福沢諭吉の10,000円札(D号券)
引用元:Wikipedia
発行年数 | 1984年(昭和59年) |
相場価格 | 額面通り |
プレミア期待度 | 低い |
E号券の10,000円札は、1984年から2004年まで発行されていた日本銀行券です。この紙幣は、日本の啓蒙思想家であり、教育者でもある福沢諭吉の肖像を表面に掲載しています。裏面には、日本の自然美を象徴する富士山と桜のデザインがあります。
この紙幣は、紙幣の偽造防止技術が導入された時期のもので、多くの高度なセキュリティ機能を備えています。これには、顕微鏡でしか見えない微細な文字や、特定の角度で色が変わるインクなどが含まれています。
E号券の10,000円札の買取価格については、紙幣の状態や特別なシリアルナンバーなどによって大きく異なります。一般的には、未使用または非常に良い状態のものが高値で取引されます。
福沢諭吉の10,000円札(E号券)
引用元:Wikipedia
発行年数 | 2004年(平成16年) |
相場価格 | 額面通り |
プレミア期待度 | 低い |
この紙幣は、1984年(昭和59年)に発行され、2004年(平成16年)まで流通していました。この紙幣のデザインは、日本の文化を象徴する重要な人物である福沢諭吉を肖像としています。福沢諭吉は、明治時代の啓蒙思想家であり、日本の近代化に大きな影響を与えた人物です。
表面には福沢諭吉の肖像画が表面に描かれており、裏面には、鳳凰を模したデザインが描かれています。また、この紙幣には偽造防止のための様々な工夫がされています。
現在の買取価格については、紙幣の状態や特殊な特徴(エラー紙幣、連番、ぞろ目など)によって価格が大きく異なることが一般的です。しかし、E号券の10,000円札は最近まで発行されていたため、美品のものでない限り、高額での買取は期待できません。
【新紙幣】渋沢栄一の10,000円札
引用元:国立印刷局
発行年数 | 2024年(令和6年) |
相場価格 | ??? |
プレミア期待度 | ??? |
この10,000円札は、2024年に発行が予定されている新しい日本銀行券の一部として発表されました。渋沢栄一は、日本の近代経済の父として知られる人物であり、明治時代に多くの企業の設立に関わり、日本の近代化に貢献しました。
新しい10,000円札のデザインは、渋沢栄一の肖像が表面に描かれ、背景には東京証券取引所の建物が描かれています。これは、渋沢栄一が日本の資本市場の発展に寄与したことを象徴しています。また、この紙幣には最新の偽造防止技術が導入されることが予定されています。
新たに発行される紙幣であり希少性は非常に低いですが、エラープリントや記番号の珍しさから買取価格が高くなることも考えられます。要チェックです。
高く売れる旧一万円札の特徴
基本的に旧10,000円札は額面通りの買取価格ですが、なかには高く売れる10,000円札も存在します。
いくつか特徴があるので、一つ一つ見ていきましょう。
シリアルナンバーがめずらしい
紙幣のシリアルナンバー(記番号)は通常、2つまたは3つのアルファベットと6つの数字で構成されています。このシリアルナンバーが珍しい組み合わせとなっている場合、買取額が高額になることがあります。
珍しいシリアルナンバーのパターンをいくつか紹介します。
種類 | 説明 |
---|---|
キリ番 | 2桁目以降の数字が揃い、キリが良い 例:「500000」「900000」 |
ゾロ目 | 6桁すべて同じ数字 例:「777777」「888888」 |
階段 | 数字が1桁目から6桁目まで連続している(階段状) 例:「123456」「456789」 |
サンドイッチ | 両端2つと中央4つがそれぞれ同じ数字 例:「800008」「511115」 |
AA券 | 最初と最後のアルファベットがA 例:「A00001A」「A00002A」 |
ZZZ券 | 最初のアルファベットがZZ、最後がZになっている例:「ZZ000001Z」 |
ゾロ目
引用元:Yahoo!オークション
まずはゾロ目です。これは、6桁の数字の部分(通し番号)がすべて同じ数字になっているものを指します。
例:○111111○、○555555○
ゾロ目の中にも価値のある数字があり、ラッキーナンバーの7と末広がり(幸運が訪れる、発展や繁栄を連想させる)の8が他の数字よりも高く売れる傾向があります。
買取相場は、数万円、または未使用といった美品であれば10万以上となっています。
階段(連番)
引用元:オークファン
階段(連番)は6桁の通し番号が階段状に増えているものを指します。
例:○○123456○、○○234567○
買取相場は、数万円、または未使用といった美品であれば10万以上となっています。
AA券
引用元:auction world
AA券は最初と最後のアルファベットがAになっているものを指します。最初のアルファベットがAAとなっているものはAA券には含まれません。
例:AA券→A○○○○○○A、AA券ではない→AA○○○○○○A
AA券は最初に発行されたことを表していることから買取価格が高くなっています。
買取相場は、美品であれば10万以上となっています。
ZZZ券
引用元:収集ワールド
ZZZ券は最後に発行されるお札です。最初の記号がZZで始まり、最後の記号がZとなっている物を指します。日本のお札はAから発行され、最後に使われるアルファベットがZです。
例:ZZ○○○○○○Z
ZZZ券も価値があるとされ、買取相場は、美品であれば10万以上となっています。
引用元:国立印刷局
エラープリント
紙幣を大量に印刷する過程で、時には印刷ミスによる不良品が発生します。通常、これらの印刷ミスがある紙幣は検査で見つかり、市場に出回ることはありません。
しかし、時々品質検査を通り抜けてしまうことがあり、その結果、印刷ミスがある10,000円札などのエラー紙幣が実際に流通することがあります。
では、高く売れるエラープリントの特徴をいくつかご紹介します。
種類 | 説明 |
---|---|
印刷ミス | 絵柄の一部が空白 印刷に欠けがある インクがにじんでいる 等 |
印刷ずれ | 印刷にずれがあり、絵柄が重なっている |
記号違い | 紙幣に印刷されている記番号が表面と裏面で一致していない |
めくれ | 破けてめくれている紙に印刷されている |
耳付き | 紙が折れていたことから、余分な紙が切り取られずに残っている |
裏写り | 本来裏面にあるはずの絵柄が表面に印刷されたもの |
透かし | 数字やアルファベッドが透けている |
福耳 | 角の部分に裁断されていない余分な紙がくっついている |
福耳
引用元:収集ワールド
まず大きな紙に印刷され、一枚ずつに裁断されていく流れとなっています。なかには画像のように四つ角のどこかがうまく裁断されなかった紙幣があり、これが福耳と呼ばれています。
現在では技術が向上し、ほとんど出回っていませんが、もしあればかなりのプレミア価格が期待できます。
印刷ミス
引用元:オークファン
画像を見てください。福沢諭吉の眉間の部分に違和感があるのがわかると思います。こちらは、おそらく印刷をしてからまだインクが乾いていないうちに何か触れた(ズレた)ことが原因で起きた印刷ミスだと思われます。
印刷ミスはものにもよりますが、こちらのお札は36万円もの価格で売れています。
旧一万円札をより高く売るためには?
高く売れる特徴にあてはまる10,000円札をお持ちの方には、より高く売る方法についてもご紹介します。
早めに売ってしまう
古銭は時間が経つにつれて劣化し、その価値も下がることがあります。たとえ希少価値の高い10,000円札を持っていても、売るのが遅れると劣化により価値が減少する可能性があります。
また、最近は古銭を集めるコレクターが減少しているため、買取価格が下がる傾向にあります。持っている古銭を検討している方は早めに売ってしまいましょう。
もしまだ売るつもりがない方は、保存方法にご注意ください。誤った管理方法で古銭が劣化すると価値が下がる可能性があるためです。10,000円札を適切に保存し、価値を維持することが重要です。
保存方法についてはよくある質問で解説しているので、気になる方はご覧ください。
付属品はセットで買取に出す
引用元:日本貨幣商協同組合
ここでいう付属品とは鑑定書を指します。鑑定書があれば、10,000円札が本物であることの証明になるので価値が保証されます。
ちなみに古銭の鑑定書は日本貨幣商協同組合でしか発行されていません。
この鑑定書は、収集用貨幣に関する我が国で唯一の公式な鑑定書です。
日本貨幣商協同組合
この鑑定書を新たに発行するとなると、10万円未満の古銭でも5,500円~11,000円の鑑定料がかかります。
売ることを考えている方にはおすすめできませんが、貨幣の正しい評価やコレクションとして考えている方にはいいかもしれません。
すでに持っている方はセットで買取に出すと、買取額アップが期待できます。
複数の買取業者に事前査定をお願いする
買取業者によっては、商品を売るルートが違うため、買取価格にも違いがあります。多くの販売ルートを持っている業者は、より高い価格で買い取ってくれる可能性があります。
例えば、”A社に売ったけど、実はB社がもっと高く買い取ってくれた”かもしれません。そういう状況を避けるために、いくつかの買取業者に査定をお願いすることが大切です。
バイセルであれば、メールを通じて事前に査定を行うことができます。他にも無料で事前査定を提供する買取業者はいくつかありますので、おおよその査定額を比較して最も高い価格を提示した業者に買取に出すことをおすすめします。
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自分できれいにしない
これは意外なことからしれませんが、自分で古銭をきれいにしていけません。今では古銭をきれいにする情報がネット上にあることから、少しでも高く売ろうと古銭の汚れを取り除いて綺麗にしたくなるかもしれませんが、実際には逆効果となる場合があります。
古銭を磨いたり洗浄したりする方法によっては、傷がついたり変色する恐れがあるからです。
古銭の買取価格は、製造当時の状態と比較して評価されるため、時間の経過による自然な汚れは価格を下げる要因とはならないことが多いです。(ただ、未使用品や美品であったほうがいいのは確かです)
しかし、人為的な傷や変色は価値を大きく低下させる可能性があり、場合によっては買取を拒否されることもあります。
古銭の汚れは長い歴史を経て作られたもので、コレクターにとってはそれ自体が魅力的な要素になることも知っておきましょう。
旧一万円札は今でも使える?
高く売れそうになければ、この一万円札はどうしたらいいのか、今でも使えるのか疑問に感じると思います。
実際、過去に発行された2種類の一万円札はどちらも現在使用可能となっています。
これは財務省(昔のお金は使えますか)のページから確認でき、下記の2種類が現在も通用力を有することが示されています。
C一万円券(聖徳太子:昭和33年発行)
D一万円券(福沢諭吉:昭和59年発行)
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旧10,000円札に関するよくある質問
古銭買取でよくある質問について、2つの回答を載せておきます。
- 旧一万円札を見つけたらどうする?
-
まずは本記事でご紹介した高く売れる特徴を参考にしてください。こちらの特徴に該当する方は買取業者の事前査定を行うことをおすすめします。
事前査定であれば、メール等で簡単に査定額を知ることができます。複数の買取業者に査定を申し込んでおくと比較ができていいと思います。
該当しない方はコレクションとしてもっておくか、普段の買い物でお使いください。
- 旧一万円札の保存・管理方法はどうする?
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10,000円札などの紙製の古銭は、適切な保管がされていない場合、しわや変色などの劣化を起こしやすいです。特に湿気や直射日光はこれらの問題の大きな原因となります。このため、古銭の保存には注意が必要です。
具体的な保存方法としては、風通しの良い場所での保管、和紙に包んで湿気から守る、ジッパー付きの袋に入れるなどが効果的です。
気をつけるべき他のポイントを知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
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旧10,000円札の買取はバイセルにおまかせ!
引用元:バイセル公式サイト
バイセルは、古銭買取業界をリードする東京証券取引所一部に上場している企業が運営する、信頼性の高い買取業者です。2018年から2021年にかけて、4年連続で顧客満足度調査の第1位を獲得し、特に高価な古銭の買取価格に関して高い評価を受けています。
バイセルでは、買取に関する手数料やキャンセル料は一切不要で、古銭の買取において豊富な経験を有しています。迅速なサービスを重視し、最短で即日査定を実施しており、顧客の期待を超える高額買取を提供していることが特徴です。
この業者は、その安心できるサービスと、古銭に対する深い専門知識で、多くの顧客から選ばれています。
運営会社 | 株式会社BuySell Technologies |
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買取方法 | 店頭買取・出張買取・宅配買取 |
手数料(査定料等) | 全て無料 |
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バイセルに関する口コミ・評判を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
まとめ
貨幣の価値は時間が経つにつれて下がる可能性があるため、もし昔のお金をお持ちであれば、今が売り時かもしれません。
コレクションとして保管するのもいいですが、10,000円札を売ろうか検討している方は、買取業者「バイセル」が無料査定を提供しているので、この機会に利用してみるのがおすすめです。
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ほかの買取業者も詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。